こん◯◯は、美優香です。
今回は、少し、プラグマティックな内容の記事を外れて、私の思うところを、とめどなく、書き綴ってみようかなと思います📓
アイキャッチ画像にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、「What is Money」でなく「What is Love」にしてみました。
巷ではよく【愛】と【お金】、どっちが大切?なんて質問が繰り返されたりしますね。でも、私にはこの質問、答えられないかも。というのは、【愛】【お金】ってなんですか?って、思っちゃうからです。
因みに、普段の記事はガチガチに集中して書いてますが、今回は、「L'Arc~en~Ciel」の名曲、「
みんな、なんで【お金】に価値があると思ってるんです?だって、ただの紙切れですよ💵
昔の「兌換紙幣」だったら、相当分の金塊や銀塊と交換してもらえたけど、今の通貨は「不換紙幣」。銀行に持っていっても金塊は出てこないんです。
これ、なんで価値があるかというと、「みんなが価値があると信じているから」。私はこの一点に尽きると思ってるんです。所謂「共同幻想」ですね。
これってなんだか【愛】に似通ったものがありますね。姿も形もないけれど、そこに「ある」と思えば存在する。そんな儚い存在なのかもしれません。
だから、いろんな考え方をする方がいらっしゃるんでしょうね。
ちょっと項目立てしてみようかな。
①財政均衡至上主義者
これは、プライマリーバランスの均衡が将来にわたっても実現できないことが明確になった時点で当該国家の通貨は国際的な信認を失い、無価値同然になって、ハイパーインフレーションに陥るという説の提唱者の方々です。自国通貨建てであっても債務超過は許さないということですね。
実際、先週(2022/9/26-9/30)においては、イギリスが大胆な減税政策を打ち出したことによって、財政均衡が保たれなくなるのではという憶測が広がり、ポンドが暴落しました。
②リフレ派
緩慢なインフレを継続させることにより、経済の安定成長を図ることができるとするマクロ経済学の理論を喧伝(けんでん)、もしくは政策に取り入れようとする人々のこと。
リフレーションとは再膨張の意で、経済学的には景気循環においてデフレーションから脱却してマネーサプライ(通貨供給量)が再膨張し、加速度的なインフレーションになる前の段階にある比較的安定した景気拡大期を指す。リフレ派の主張は、政府・中央銀行が数パーセント程度の緩慢な物価上昇率をインフレターゲットとして意図的に定めるとともに、長期国債を発行して一定期間これを中央銀行が無制限に買い上げることで、通貨供給量を増加させて不況から抜け出すことが可能だとするもの。
現在(2022/10/2)日銀は異次元的金融緩和政策をとっていて、政策金利(無担保コールレードオーバーナイト物)をマイナスに誘導するとともに、10年物国債を対象に0.25%の利回りで無制限に買い取る「指し値オペ」によりイールドカーブ・コントロールを行っています。これによりデフレーションからの脱却と年2%の安定した物価上昇を目標としているので、もしかしたら日銀はリフレ派の理論に立脚しているのかもしれません。
③現代貨幣理論(MMT)提唱者
現代貨幣理論(げんだいかへいりろん、英語: Modern Monetary Theory, Modern Money Theory、略称:MMT)とは、ケインズ経済学・ポストケインズ派経済学の流れを汲むマクロ経済学理論の一つである。
変動相場制で自国通貨を有している国家の政府は通貨発行で支出可能なため、税収や自国通貨建ての政府債務ではなく、インフレを尊重した供給制約に基づく財政規律が必要であるという主張をしている。MMTはその名の通り現代の貨幣についての理論が支柱となっている。管理通貨制度に伴う政府の通貨発行権に焦点を当て、政府が法定通貨での納税義務を国民や企業に課すことによって、法定通貨に納税手段として基盤的な価値が付与されて流通するという表券主義が基軸である。
さらに主権通貨国の財政政策について、完全雇用の達成・格差の是正・適正なインフレ率の維持等、財政の均衡ではなく経済の均衡を目的として実行すべきであると主張している。そして需要牽引型インフレーションの抑制は、ビルト・イン・スタビライザーを中心に、政府の支出抑制および増税で対処できるとしている。
これはアメリカの経済学者、ステファニー・ケルトンさんが提唱した理論ですね。
私は、この理論については全くのオリジナルというわけではなく、元々類似の貨幣観を持ち、これに基づく理論を提唱する経済学者が沢山いて、それを体系化した理論なのかな?と、思っています。
私なりに物凄くザックリとまとめると「軸となるのはインフレ率。これを達成するために、税制にはビルト・イン・スタビライザーを組み込み、機動的な部分についてはフィスカル・ポリシーで補完する」といったところでしょうか。
今回は3つの理論に絞りましたが、国家財政や【お金】についての考え方は無限に存在します。また、例えば、同じ「リフレ派」提唱者の中でも意見が割れるように、なかなか、真理に到達するのには時間がかかるのかもしれません。
で、これだけ沢山の、しかも「両立しえない」貨幣観が存在するのか。
それは、物凄く根源的な問題、【お金】って、何?という質問に、誰も明確には答えられないからだと思います。
みんなが【価値】のあるものだと思うと、そこに価値が発生する。この掴みどころのなさが、ある意味、経済の面白いところなのかもしれません。
【愛】に通じるところが、ありますね(*´ڡ`●)
と、他愛も無いことを、書いてみました📓
長文お付き合いいただき、ありがとうございました!