こん◯◯は。美優香です。
私は一応、日頃からFXトレーダーを名乗っているので、恥ずかしくないように自分なりに毎日しっかり、お勉強してるんです。
私のトレードは基本的には長期投資タイプなので日頃はまったりしていますが、その分地政学リスクつについては日頃から考えるようにしてます。
今週は4日火曜日の朝にJアラートの発信があり、地政学リスクにてついて改めて考えさせられる機会にもなりました。折角なので、今回のJアラートについて、私なりの考えを、書いてみますね。
Jアラート自体の遅延や誤発進も話題にはなりましたが、今回はその内容。具体的には北朝鮮によるミサイル発射について、考えていきます。
1.北朝鮮の最終目的
近年に入り、北朝鮮のミサイル発射頻度が上がっています。ところで、北朝鮮はなんでこんなに沢山ミサイルを撃つのでしょうか。
この点についても、NHKの記事が見つかりました。
数字などの事実ベースではこの記事の内容に異論はないのですが、締めに「北朝鮮が挑発をエスカレートさせるおそれもあり」とあるのは、少し考え直す余地があると思います。
北朝鮮の基礎データは上記外務省発表の通りです。経済的に貧しく、米国と対立しています。軍事についてはその予算の殆どを核開発とミサイル開発に割り振っているようです。
極めてバランスの悪い割り振りですが、これは北朝鮮が米国を敵国と見ていることの現れと言えるでしょう。
最終目標は明らかにしていませんが、おそらくはICBM(大陸間弾道ミサイル)の技術向上により、精度高くアメリカ本土に着弾させることができる状況を作ること。同時に、相互確証破壊が担保されるレベルにまで核技術を向上させ、ICBMの弾頭に搭載すること。
この目標が達成されれば、外交上米国と対等に渡り合えると踏んでいる。そう考えるのが自然でしょう。
2.ミサイル発射の目的
では、近年になって頻繁にミサイルを発射しているのはどういう意図があるのでしょうか。
この点。実業家の堀江貴文さんがYouTubeの自己のチャンネルで語っています。
堀江さんは近年宇宙開発事業に注力されていて、北海道でロケットの発射実験を何度も行っています。
で、これはいきなり話すと論点の飛躍と思われかねないのですが、ロケットとミサイルは「同じもの」なんです。「載せるものや目的によって名称が変わるだけ」と言っていいでしょう。
「何言ってんの?」って感じになってしまうと思いますが。。。これはもう、事実なので。上記noteや他の文献・堀江さんの他の動画等を見ていただいてもわかると思うのですが、これは争いのないところなんです。
つまり、堀江さんはロケットの専門家≒ミサイルの専門家の立場から、今回の件について語っているんです。
その上で、私は堀江さんの仰っていることはほぼほぼ間違いがない。私と同意見だと考えています。ちょっと要約しますね。
まず、「1」で書いた通り、北朝鮮はミサイルの技術を向上させ、精度高く米国本土に着弾させることを目的としています。
次に、技術の向上には幾度に及ぶ発射実験が必要不可欠です。堀江さんもロケットを発射しまくってますが、要はそういうことですね。
そして、地球の自転方向の関係上、ミサイルは東に撃つしかないんです。つまり、北朝鮮がミサイルを発射するときは必然的に日本の方向に向けて撃つことになります。
以上から、北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返す必要があり、日本方向に発射するしかないということになります。
因みに、北朝鮮のミサイル技術は、既に韓国・日本全土に着弾するレベルには達しています。「ノドン」という弾道ミサイルですね。
なので、日本に着弾させる意図があれば、既存の兵器で実行しているはずで、それをしないということは、「今日本にミサイルを撃つのは悪手だ」と踏んでいるのでしょう。
実際、ミサイル技術や核技術が目標値に達していない現段階で他国と戦争を始めるというのは無理があります。
ということは、合理的に考えれば、日本を狙ったミサイルの発射というのは、「通常はありえない」と考えられるでしょう。
むしろ、ミサイル発射実験の継続にあたって国際的非難を最小限に抑えなくてはならないので、「日本の領土には着弾させてはいけない」と考えるのが自然です。この観点に立つと、北朝鮮のミサイル発射実験を「挑発行為」と考えることについても懐疑的にならざるをえません。
なので、堀江さんの仰る通り、今回のJアラートについては無駄打ちと言えるし、怖がる必要もなかったと考えます。
敢えて言えば、万が一の可能性として、ミサイルの大幅な「誤着弾」や、北朝鮮の内部崩壊というのは考えられなくはないですが。。。これは日々起こりうる他のリスクと比較して大きいとまでは言えないでしょう。
3. 為替トレーダーとしての見方
4日のJアラート発進直後のSNSを見ると、トレーダーがこれを「材料」として見ている投稿が散見されました。日本に向けてミサイルが発射されたので、日本の地政学リスクが高まったという認識ですね。
この点、一定数以上のトレーダーがこれを口実にトレードをすればレートは動くのかもしれません。私がスキャルピングトレードの最中であれば反応すべきだったと思います。
ただ、このタイミングでは私はスキャルピングトレードのポジションを持っていなかったし、「2」で書いた内容から、長期トレードに直接影響を及ぼす事由ではなかったと考えました。
ということで、4日については、このブログのコンセプト通り「まったり」しておりました。
というのが私の判断です。まだまだ未熟者ですので、Twitterのリプライや当ブログのコメント欄でご指導いただけたら嬉しいです!
では!長文お読みいただき、本当にありがとうございました!